海外留学におけるお薬
海外では医薬分業が徹底している国が多く、抗生物質や抗菌物質を含む皮膚の塗り薬でも医師の処方箋がないと入手できない場合が少なくありません。また、入手できる薬でもその名称が日本名とは異なっていたり、言葉が通じにくいなどの理由で、購入時にはさまざまな障害も考えられます。海外留学の際は、使い慣れた薬を常備薬として持参することをお勧めします。
海外ジェネリック医薬品事情
日本よりもずっと以前から、医療費の抑制が重要な課題となっていた欧米の医療先進国では、ジェネリック医薬品を医療費抑制の大きな柱として活用してきました。各国におけるジェネリック医薬品のシェアを見ると、アメリカ、カナダ、ドイツ、イギリスなどでは60%を超えており、お薬の基本がジェネリック医薬品になっていることを示しています。このような欧米の医療先進国では、新薬の特許が切れた後、約1年間で80%以上がジェネリック医薬品に替わるほど、広く普及しています。また、これまでシェアの低かったフランス、スペイン、イタリアでも、ここ数年で急速にシェアが伸びています。
アメリカの公的保険はジェネリック医薬品が原則
ジェネリック医薬品のシェアが7割に達しようとしているアメリカでは、「同じ効き目なら安いお薬を」という合理主義が官民レベルで徹底され、ジェネリック医薬品が広く活用されています。 アメリカは日本のように国民皆保険ではありません。多くの国民は民間医療保険に加入しており、民間保険会社は、より安く健康保険を提供するためにジェネリック医薬品の使用を促進しています。「メディケイド」「メディケア」といわれる公的医療保険については、ジェネリック医薬品の使用が原則となっています。大型の新薬の場合、ジェネリック医薬品は発売後わずか4週間で約70%のシェアを占めるほど、普及しているのです。 また、アメリカはほぼ完全な医薬分業で、法律により代替調剤(調剤薬局で、医師が処方した医薬品を、同一成分の別の医薬品に替えて調剤すること)が認められているため、患者さんが新薬とジェネリック医薬品を選択することができます。
海外留学に持っていくお薬
内服液
| 胃腸薬 | 胃酸過多、胃痛、飲み過ぎ、食べ過ぎなど |
|---|---|
| 鎮痛解熱薬 | 頭痛、その他の痛み |
| 抗アレルギー剤 | アレルギー |
| 便秘薬 | 便秘 |
| 風邪薬 | 発熱、悪寒など風邪の諸症状 |
| ビタミン剤 | 肌荒れ、にきび、口内炎など |
| 酔い止め薬 | 乗り物酔い |
| 下痢止め薬 | 下痢 |
外用薬
| 消毒薬 | 傷の消毒 |
|---|---|
| かゆみ止め | 虫に刺されたときのかゆみ止め |
| 目薬 | 疲れ目、かすみ、充血 |
| 消炎鎮痛塗布剤 | 打撲、捻挫、肩こり、筋肉痛 |
| 水虫薬 | 水虫 |
| 虫よけ | 蚊、ダニ、ノミなどの昆虫防除 |
| うがい薬 | 口内の殺菌・消毒 |
| 救急絆創膏 | すり傷、切り傷 |

