感染症の概要|海外留学保険専門【オーベクス】- AIU保険代理店 安心のサポート

感染症

エボラ出血熱 Ebola haemorrhagic fever

エボラ出血熱はフィロウイルス科に属するエボラウイルスによるものです。 エボラウイルスには、5種類のウイルス株が知られています。この中で人に病原性が強いものは、1976年6月に発生した患者から分離されたスーダン株と、 1976年ザイール(現コンゴ民主共和国)での流行で分離されたザイール株、2007年ウガンダでの流行で分離されたブンディブギョ株の3種類です。スーダン株の致死率は53%であるのに対し、ザイール株は88%と高率です。ブンディブギョ株は25%でした。 自然界の宿主は明らかになっていませんが、コウモリ(fruit bat)が疑われています。感染したゴリラ、チンパンジー、サルなどの死体に触れたり、食用にすることにより、ヒトに感染すると考えられます。ヒトからヒトへは、患者の血液、分泌物、排泄物などに直接触れた際、皮膚の傷口からウイルスが侵入することにより感染が起こると考えられます。飛沫による感染の可能性は低いとされています。

流行地域に立ち入らないことが重要です

症状に対する治療法のみで、確立された治療法は今のところありません。重症例では電解質の喪失や脱水に対する補正とともに集中治療を要します。

細菌性赤痢 Shigellosis

細菌性赤痢は世界中に広く分布する細菌感染症です。赤痢菌には、A群(志賀赤痢菌;Shigella dysenteriae)、B群(フレキシネル菌;S.flexneri)、C群(ボイド菌;S.boydii)、D群(ソンネ菌;S.sonnei)の 4種があります。 赤痢菌に汚染された水・氷・食品などを摂取することにより感染しますが、非常に少ない菌量でも感染することから、食器や箸などを介して感染することもあります。(経口感染)

不衛生な飲食店、屋台などでの飲食を避けましょう

赤痢は世界中どこでもみられる感染症で、特に衛生状態の悪い国に多くみられます。旅行中は、生水、氷、生ものは避けることが、重要な予防方法となります。屋台のヨーグルト飲料や氷で感染した例も報告されていますので、不衛生な飲食店、屋台などでの飲食も避けましょう。

ダニ媒介性脳炎 Tick Borne Encephalitis

マダニを介して感染するウイルス性脳炎です。人畜共通感染症(ヒトにも動物にも感染する)で、ユーラシア大陸の森林部に広く存在します。マダニ科に属する各種のマダニの刺咬により感染します。重症化すると後遺症が残る場合があり、予防に気を付ける必要があります。なお、ヒトからヒトへは感染しません。

郊外や森林部へ行く時には防虫剤(DEETなど)を使用し、衣服にも防虫剤を使用します

流行地では、マダニの刺咬を避けるようにします。特に郊外や森林部へ行く時には防虫剤(DEETなど)を使用し、衣服にも防虫剤を使用します。マダニにかまれた場合にはできるだけ速やかに取り除きます。マダニ媒介性脳炎のワクチンは海外では広く使われていますが、日本ではワクチンが未承認のため、限られた医療機関しか扱っていません。

腸チフス・パラチフス Typhoid Fever, Paratyphoid Fever

腸チフスはチフス菌(サルモネラ属)、パラチフスはパラチフスA菌(サルモネラ属)によって引き起こされる細菌感染症で、感染したヒトの便や尿に汚染された水、食品などを摂取することによって感染します(経口感染)。食器についた少量の菌によって感染することもあります。菌が腸に入った後、血液中に侵入し菌血症をおこすのが特徴です。

飲み物や食べ物に注意しましょう

腸チフス、パラチフスは世界中でみられる感染症ですが、特に衛生状態の悪い国で多くみられます。そのような国では、生水、氷、生ものは避けましょう。また、不衛生な飲食店や屋台での飲食も避けましょう。

鳥インフルエンザ(H5N1) Avian Influenza

鳥インフルエンザは、鳥インフルエンザウイルスに感染する事により起こり、そのウイルスは鳥の間で感染・流行します。人間への感染のリスクは一般的には低いと言われています。

死んだ鳥や弱っている鳥には触れないようにしてください

流行地では養鶏場や鳥を扱っている農場、市場には行かないようにしてください。また、死んだ鳥や弱っている鳥には触れないようにしてください。 2010 年5月7日現在、WHOは、ヒト症例が発生しているが、ヒトーヒト間の効率的で持続的な感染は認められていない段階(フェーズ3)と判断しており、特に渡航制限を勧告していませんが、旅行者に対して、養鶏場、生きた家禽を扱う市場などでの鳥との接触を避けるように勧告しています。

ノロウイルス感染症 Norovirus infection

ノロウイルスは冬季に流行するウイルス性胃腸炎の主要な病原体です。小児から老人まで幅広く感染し、主として汚染された食物を介した集団食中毒を起こすほか、密接な接触によるヒトからヒトへの感染が家庭内や学校、病院、福祉・養護施設などで多発します。

カキなどの貝類の生食を避けるとともに、手洗いなどの衛生習慣を徹底することで予防します

カキなどの貝類の生食を避けるとともに、手洗いなどの衛生習慣を徹底することで予防します。狭い空間で多数の人々が長期間密接な接触をする場所では集団感染の危険が高いといえます。こうした場所では手洗いに心がけましょう。ノロウイルスは60℃程度の熱には安定で、消毒用アルコール、低レベルの塩素では死滅しないため、患者の吐物や糞便の付着した物質の消毒には次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が必要です。食品などを加熱する際は中心温度が85℃以上で少なくとも1分間加熱することが必要です。

リフトバレー熱 Rift Valley fever

リフトバレー熱は出血熱の一種で、家畜(牛、バッファロー、羊、ヤギ、ラクダなど)およびヒトに感染します。媒介蚊の発生しやすい雨の多い年に発生しやすいことが知られています。通常羊や牛の牧畜の盛んなアフリカ東部や北部に多い疾患ですが、サハラ以南のアフリカ諸国でもみられます。

蚊に刺されないようにすることが重要です

リフトバレー熱の多くは、比較的軽症で期間も短いので、特別の治療を必要としません。重症患者に対しては症状に応じた対症的な治療が主となります。動物実験では抗ウイルス薬であるリバビリンがウイルスの増殖を抑制することが示されています。ワクチンはありません。蚊に刺されないようにすることが重要です。そのため、リフトバレー熱の発生している場所では、長袖のシャツやズボンをきたり、蚊帳や虫除けスプレーを使ったり、蚊が活動的な時間帯には外出を控えるようにして下さい。また、動物との接触も避けるようにして下さい。

レプトスピラ症 (ワイル病) Leptospirosis (Weil's disease)

レプトスピラ症は病原性レプトスピラによる細菌感染症です。レプトスピラはヒトおよびほとんどの哺乳動物に感染します。多くは中等症ないし軽症型ですが、重症型であるワイル病の場合、頭痛・筋肉痛を伴う高熱で発症し、黄疸・出血傾向・蛋白尿 (ワイル病3主徴)を起こします。重症型で早期に適切な治療を行わない場合の致死率は20〜30%にのぼります。病原体はネズミなど、主に多くの動物が保菌しており、保菌動物の尿およびその尿で汚染された水や土壌を介して、口や皮膚から感染します。この病気は全世界で発生し、特に熱帯・亜熱帯地域に多く、日本では沖縄などでに散発的に発生しています。中国や東南アジアなどで最近多発しています。

流行地域で作業する場合は淡水に直接触れないように、ゴム長靴、ゴム手袋を着用します

流行地域で作業する場合は淡水に直接触れないように、ゴム長靴、ゴム手袋を着用します。国内で接種可能なワイル病に対するワクチンはありません。また薬物による予防として、ドキシサイクリンの効果が報告されています。

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